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インターンで学べる就活お役立ちスキル① 論理的思考力

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インターンシップで学べるスキルは多岐にわたります。今回は、その中でも特に就職活動で役立つ「論理的思考力」について、詳しくご紹介します。

 

 

 

論理的思考力とは何か?

論理的思考力とは、読んで字のごとく、論理的に考える能力のことです。

では、論理的とはどういうことでしょうか。簡単に言えば、「誰もが正しいと認める、原因と結果のつながり」です。

例えば、「A(原因)ならばB(結果)」という文があったときに、論理的に正しい文であれば、「いや、でもそれって違うんじゃない?」というような反論はできません。逆に、論理的に正しくなければ、反論ができてしまいます。

 

具体例を出しましょう。

  • 月曜日の翌日は、火曜日である

は、論理的に正しいと言えます。月曜日の次に火曜日以外がくることはありません。

  • 日本人は、日本に住んでいる

は、論理的に正しくありません。海外に住んでいる外国人はたくさんいます。

  • クリスマスは、冬の楽しいイベントである

は、オーストラリアなどの南半球の国々では正しくありません(南半球のクリスマスは夏です)。また、「クリスマスは楽しいイベントなんかじゃない」という人もいるかもしれません。したがって、このままでは論理的に正しい文とは言えません。

ただし、

  • 日本の多くの人にとって、クリスマスは楽しい冬のイベントである

とすれば、論理的に正しい文にかなり近づきます。

(「多くの人って、どれくらい?」というツッコミを受ける可能性はあります。この場合は、「100名にアンケートを取った結果、98%がクリスマスを楽しんでいると回答しました」などという証拠を提示すると、説得力が増します。)

つまり、論理的思考力があれば、皆が納得するような考え方、伝え方ができるようになるのです。

 

就職活動における論理的思考力の必要性

論理的思考力は、就職活動においてどのように求められるのでしょうか。実は、論理的思考力はほとんど全ての選考で問われています。

就職活動の選考には、

  • エントリーシート
  • WEBテスト、SPI、筆記試験
  • グループディスカッション、ジョブ選考(短期インターンシップ)
  • 面接

などがあります。

エントリーシート

エントリーシートでは「論理的な文章」を書くことが求められます。文章には、書き手の論理的思考力が非常に強く反映されます。論理的でないエントリーシートを書いてしまうと、自分の主張が選考官に伝わらないばかりか、「論理的思考力の低い人」と思われる可能性が非常に高くなります。

ちなみに、読みやすい文章は論理的です。なぜなら、論理的でない文章は読み手に納得感を与えられないからです。良い文章を書く訓練を積むと、論理的思考力は自然と向上します。

WEBテスト、SPI、筆記試験 

WEBテスト、SPI、筆記試験では、「試験」を通じて論理的思考力を測っています。中には、語彙問題などの知識を問われるものもありますが、多くは文章読解や算数など、論理的思考力を強く求められるものです。

グループディスカッション、ジョブ選考 

グループディスカッションやジョブ選考では、他の就活生と論理的な議論を展開することを求められます。よく、思い付きのアイデアを次々に発言する人がいますが、これでは高い評価は得られません。論理的に考えぬかれた、誰もが納得する議論を展開した人に高い評価が与えられます。

面接

面接では、選考官の質問に対して論理的に回答することを求められます。ここで大事なのは、「結論を最初に伝え、続いてそれを論理的に補足する理由を添える」ということです。「OOです。なぜなら~~」「理由はOつあります。1つめは~~」という形で回答すると良いでしょう。

 

論理的思考力を鍛えるためにはどうすればよいか

論理的思考力はトレーニングによって鍛えることができます。

昨今は「ロジカルシンキング」と題して様々な書籍が発売されていますので、それらを読むのも良いでしょう。

特に有名なものとしては、「考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則」(バーバラミント著、ダイヤモンド社)があります。

また、就職活動に直結した対策をしたい人には、コンサルティング業界を志望する人の必読書、「現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート」「東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート」の2冊を強くおすすめします。

 

また、書籍以上に効果があるのが、論理的思考力の高い人からの指導です。学生同士で議論するのも良いですが、デキる人と議論をしない限り十分なスキルは身につきません。

ここで役立つのがインターンです。特にベンチャー企業にはコンサルティングファーム出身などの論理的思考に長けた社員が多くいますから、そのような方々と共に仕事をすることで、論理的思考力を飛躍的に伸ばすことができます。ぜひ、学部1、2年生のうちからインターンに応募し、大いに自分の論理的思考力を鍛えてください。